手の思考力 ~ Hand Thinking ~
子どもが手の感覚とその動きを学びます。
こんなご心配はありませんか?
- 手書き文字がきたない
- 文字が枠からはみ出てしまう
- 消しゴムを頻繁に使う
- 絵が描けない
- 道具の使い方が下手だ
- 球技が苦手だ
手の思考力
文字を書いたり道具を使ったりと、指先のコントロールはとても大切です。目の動きと同じように誰でも手を動かすことはできますが、その動きのレベルにはかなりの個人差があります。健康に育った子どもでも、手先の上手な使い方を身につけずに大きくなってしまうことがあります。
子どもが発育の中で身につけていくべき「視覚-運動統合力」。
これは視覚とからだの各パーツの動きとの統合力で、その中で特に目と手の協調性は重要です。
赤ちゃんのときから身近にあるモノを手で触ったり、つかんだり、操ったりして、その感触や肌触りを学びながら「触ったらこんな感じのモノはこんなふうに見える」「こういう色形をしたものは、こういう柔らかさがある」といったデータを集積します。その上で子どもは「それは何?」という問いに対する答を学びはじめるのです。これらはすべて視覚運動統合発達の一過程となります。
また、目で見て、手で書(描)く時、視覚は「目で見た」と判断したモノを、手からの感覚により補強しながら書いているのです。つまり手は、単に入力情報の入り口として働くばかりでなく、重要な情報の発信源としても機能するわけです。
子どもは、いわば目で感じ、指で見る感覚を養っていくことが望まれます。